リスクとリターン
原則的にリスクとリターンは正比例の関係にあります。リスクが低ければリターンも低くなり、リスクが高ければリターンも高くなります。低リスク高リターンの
資産運用方法はないのです。
ただし、様々な方法でリスクを分散することにより、リターンの最大化をはかることが可能です。
リスク分散方法
分散投資することによりリスクを分散することが可能です。
- 資産分散:全滅を防ぐために、リスクの性質が異なる資産へ分散投資すること。
- 地域分散:全滅を防ぐために、基準通貨が異なる資産へ分散投資すること。
- 時間分散:購入額を平準化するために、時間をずらして分散投資すること。
価格変動リスク
- 価格変動リスクとは、取引価格が変動することにより価格が変化するリスク。マーケットリスクとも言う。
- 元本が保証された商品以外は、全て価格変動リスクがある。
信用リスク
- 信用リスクとは、投資対象の信用が変動することにより価格が変化するリスク。
- 投資対象の信用が変動するものは、信用リスクが高い。(株式投資)
- 投資対象の信用が変わらないものは、信用リスクが低い。(預金や国債等)
流動性リスク
- 流動性リスクとは、換金時に思うような価格で売れないリスク。
- 取引市場(マーケット)が大きい場合、流動性リスクは低い。(株式等)
金利変動リスク
- 金利変動リスクとは、金利水準が変動することにより価格が変化するリスク。
- 利息が固定されているものは、金利変動リスクが高い。(定期預金や国債等)
- 利息が変動するものは、金利変動リスクが低い。
- 将来的に金利が上がると予想される場合、金利変動リスクの高いものは損をする。
- 将来的に金利が下がると予想される場合、金利変動リスクの高いものは得をする。
インフレリスク
- インフレリスクとは、物価が上昇することにより価格が変化するリスク。
- 物価に連動しないものは、インフレリスクが高い。(現金や定期預金、債券等)
- 物価に連動するものは、インフレリスクが低い。(不動産や株式投資、先物取引等)
- 物価が下がる場合、インフレリスクは逆転する。
為替リスク
- 為替リスクとは、日本円と外貨の為替が変動することにより価格が変化するリスク。
- 外貨建ての金融商品は、為替リスクが高い。(外貨預金やFX等)
- 為替リスクを低減させる方法として、先物取引を利用した為替予約等がある。
カントリーリスク
- カントリーリスクとは、海外取引をする際、対象国の社会環境等の変動により価格が変化するリスク。一般的に政情等が不安定な国ほどカントリーリスクが高い。
- 政情等が不安定な国への投資商品はカントリーリスクが高いが、政情等が安定している国への投資商品はカントリーリスクが低い。(外債等)
リターンの種類
- キャピタルゲイン:資産を売却することで発生する一時的な収益(株式や不動産の譲渡等)
- インカムゲイン:資産を保有することで発生する定期的な収益(利子や配当、賃料収入等)